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前回の記事で漁港でマゴチをゲットした私ですが、タモ網(玉網:たまあみ)を持ち忘れたために魚を危うく逃がすところでした。しかも慌ててマゴチを素手で掴んだので怪我をするところでした。

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サーフでの釣りであれば、ヒットした魚は砂浜にズリ上げてランディングすればいいですね。ですが漁港の堤防や河川の護岸では水面から高さがあり、タモ網を必ず使う必要があります。

 

私の経験では、50cmくらいまでのシーバスならタモ網を使わなくてもなんとか抜きあげられますが、60cmを超えてくると空中に持ち上げた瞬間にブチッ!とラインが切れてしまいます。後悔先に立たず。いつ大物が釣れてもいいようにタモ網は必ず持っていきましょうね。



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ところで釣り初心者の方はタモ網の使い方のポイントをちゃんとわかっていないかもしれませんね。ちょっと説明します。大きなポイントは下の4つです。

 

① 魚が元気なうちは無理にキャッチしようとしないこと

釣り初心者の時は魚が釣れたら 「とにかく早く、逃げないうちに網に入れなきゃ!」 と思ってしまいがちです。ですが魚が元気なうちに網に入れようとすると何度もバシャバシャと暴れられてしまい、かえってこの時にフックアウト(針はずれ)してしまいます。ですから何度もチャレンジしようとせずに、できるだけ一発で魚をネットに入れることが大切です。一発で魚をネットに入れるためには少し慣れが必要かもしれません。イメージトレーニングしておくといいと思います。

② ラインを巻き過ぎない

魚を寄せる時はラインを巻き過ぎてはいけません。竿の先端から魚までのラインを十分に出して竿を立てるようにして魚を寄せます。ラインを短くして寄せてはいけませんよ!

ラインを短くし過ぎると、魚が暴れる力を竿がうまく吸収できないので、バシャバシャしているうちにフックアウト(針はずれ)してしまう可能性があります。

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これがですね、初心者の方にとーーっても多いんです。私の友人を釣りに連れて行って、魚を釣らせてあげるとまずみんなこれをやらかします。魚がヒットして寄せてくる最中にあらかじめ私が「巻き過ぎないでよぉ~」と言っているのに案の定ガチガチに巻いてきて、「巻き過ぎ!巻き過ぎ!」と私に言われるのがオチです。

 

魚が寄ってきたらしっかりと竿を立てて、ラインの長さは十分に余裕をもって取り込みましょう。水面で魚をバシャバシャさせずに少し泳がてあげるくらいの余裕があるとすんなり取り込むことができます。

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③ 魚の頭からネットインさせること

魚が疲れて動きが弱くなり、頭が水面からプカ~と出るようになったら、この時点でやっとタモ網を構えます。魚を頭からスーッと網の中に収めるようにします。この時タモ網を動かして掬いにいくのではなく、タモ網を固定して魚をスーッと網の中に移動させるイメージでキャッチします。
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魚が水面に浮いたら竿を立ててやると魚が近くに寄ってきます。

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④すくい上げるのではなく、たぐり寄せる

魚がネットインしたら、柄をたぐり寄せるようにして取り込みます。魚が網に入ってそのまま上に持ち上げようとすると、柄にはかなり大きな負荷がかかってしまいます。最悪の場合は柄が折れます。ですのでタモ網の使い方は “もち上げる” ではなく “たぐり寄せる” が正解です。
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柄をたぐり寄せるようにして引き上げる。

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タモ網って意外とお値段がけっこう高いです。でも私は高級なタモ網は必要ないと思います。けれども大きな魚を釣り上げた時にはタモ網がなければどうにもなりません。必ず用意しましょう。



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なんでも好きなものでいいと思いますが、私が使ってるタモ網を紹介しておきます。

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タモ網をセッティングすると下のように、柄の部分から網の部分がまっすぐに立っています。ですから持ち運ぶときにすごくかさばります。

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そこで便利なのが下のジョイントです。

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これを柄と網の間にセッティングします。

こうして柄に付けて…

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さらに網部分(フレーム)を取り付けます。

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これによって必要がない時は下のように折り畳んでおけるようになります。

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これで簡単に車に積めますし、釣り現場まで楽々持ち歩いていけるようになります。いつ大物が釣れてもいいように必ずタモ網は持っていきましょう!