前回、釣り太郎が友人とカップ麺をすすりながら河口付近でウキ釣りをしたお話をしました。

前回の記事

時間は午後9時頃。近くの漁港にて、友人と夜のウキ釣りをしてきました。餌は青イソメ。カップ麺とインスタントコーヒー、そしてカセットコンロにヤカンを持って“ウキウキ”(ウキ釣りと掛けているとかなんとか)して出陣。実は今回は釣りよりもこっちがメインだったりする。漁港内に流れ込む小さな川の流れに任せて、上流から下流へとゆっくりと電気ウキを流す。5投目くらいで少し下流気味に入ったところで電気ウキがスーーーッと水中に消えていきました。すぐにはあわせず、しばらく待っているとまたウキが浮いてきたけれど、またスー...

そこでシーバスが釣れましたが、ヒットした場所というのが「ああ、やっぱりそこか。」というポイントでした。

結果から言うと、かけ上がりでした。

では今回は図をまじえて、ちょっと説明してみたいと思います。



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底の形状を読む!

河川や河口付近の底の起伏などの形状は、普段は水がたくさんあってわかりませんが、あるときにチェックするとよくわかります。そうです、以前にも書きましたが“ド干潮”のときです。

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私が思う所で、河川・河口での底の形状は大きく分けると3パターンがあるかなと思うので紹介しておきます。

① 水(流れ)の通り道

② 障害物の裏

③ 土砂の堆積する場所

① 水(流れ)の通り道

普段水量の多いときは底の形状がよくわかりませんが、ド干潮のときにのぞいてみるとよくわかります。浅い場所、深い場所があることに気付くことでしょう。ド干潮でも勢いよく水が流れているところが深いところということになりますね。

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上の図の黄色い線の断面を見てみると下のような感じになります。

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この深いところと浅いところの境目が“かけ上がり”と言われる場所です。(下の赤丸の部分)

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このようなポイントには小魚が集まりやすく、それを狙ったシーバスなどのフィッシュイータが集まります。ですからルアーを投げる時もこのようなポイント(場所)を意識して投げるとヒットする確率が上がります。



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② 障害物の裏

河川には橋脚やテトラポット、自然にできた中州、岩などいろいろな障害物があります。そんな障害物も底の起伏の変化を発生させます。

今回は橋脚で説明します。

下の図のように柱の裏側は周りに比べて流れが緩くなります。こういったところには土砂が溜まりやすく起伏ができます。

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こういった起伏部分では流れが緩いため小魚が休んだり隠れるために集まります。または小魚の餌となるものが溜まりやすいのでそれを食べに小魚が集まります。そしてその小魚を狙ってシーバスなどのフィッシュイーターが集まってきます。

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柱の上流を狙う方法もありますが、こういった柱の裏側もポイントとなりますのでルアーを投げてみる価値はありますよ。

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③ 土砂の堆積する場所

上で話した①②と違い単純に下流に土砂が溜まっている場合があります。

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下の図のように、流れてきた土砂が下流に溜まることで、上流が深く、下流が浅くなっていることがあります。結構河口付近では多く見られる形状です。

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そしてこの浅いところと深いところの境目である“かけ上がり”にはゴミや小魚の餌が溜まります。それを食べに小魚が集まり、それを狙ってシーバスなどのフィッシュイーターが集まります。

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パッと私が思い浮かべるだけでも、河川や河口での底の形状については上の①~③があると思います。こういった場所を意識してルアーを投げるとヒットする確率が高くなります。もちろんウキ釣りでも狙いたいポイントです。

前回のウキ釣りの記事で釣り上げたシーバスですが、あのときは③のようなポイントでした。上流からウキを流して下流のほうで深いところから浅いところへ差し掛かったところでヒットしました。

なぜ私が浅いだの深いだのわかるかというとド干潮の時に見ていて知っているからです。もちろん普段は水が多くて、底が深いのか浅いのかなんてわかりません。

河川や河口付近でシーバスを狙いたいという方は是非ド干潮の時に足を運んで、底の形状を把握してみましょう。そしてイメージを膨らませて、水量が増えた時にルアーやウキ釣りなどで狙ってみるといい思いをするかもしれませんよ。少なくとも何も考えずに、闇雲に釣りをするよりもヒットする確率は上がりますよ!

がんばって!そして楽しみましょう!

Let’s enjoy fishing!!!

河川で狙う場所は?

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