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前回の続きです。

前回の記事

ルアー初心者の友人と釣りをして思うこと 初心者にありがちなこと その1 「ライントラブル」
私はときどき、ルアーにあまり詳しくない友人を釣りに誘います。そんなルアー初心者と言ってもよいような友人と一緒に釣りをしていると色々なことに気づかされます。「ああ、自分も最初の頃はそうだったなー」なんて思います。今回はそんなお話を。“ぶっこみ釣り” や “浮き釣り” であれば、私が餌を付けてあげて、あとはは友人に適当に投げてもらいます。しかし “ルアー” となると毎回私が投げて、ハイ巻いてね!なんてやってられないので自分でやってもらいます。そうすると必ず起こることがあります。ライントラブル です。まーーー...



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ルアー初心者の友人と一緒に釣りをすると必ず 「ライントラブル」 を起こす、と言いました。前回はその対処方法というか防止方法を書きました。今回はさらに、ルアー初心者がやってしまうもう一つの偉大なミス、キャスティング時の 『ラインブレイク』 についてです。

私も初心者の頃は何度も何度もラインブレイクを起こし、海に向かって高価なルアーを何本もサヨナラさせてしまいました。まだ数投しか投げてない新品のルアーをやってしまったときなんて…… しばし浜辺に体育座りをしていました(^^;)

ブチッ!!!

もう、あの音はホントに聞きたくないですよね。

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「 あ、もしもし?

あ、うん俺だけど…

… また飛んでっちゃった…

うん… そう、2000円近くしたやつ… 」


今回は私の経験上から原因のベスト5を挙げてみます。そして気を付けるべきポイントを書きたいと思います。

  1. ライントラブルに気付かずキャストしたとき
  2. 竿先やガイドにラインが絡まったままキャストしたとき
  3. ラインとラインの結束が甘かったとき
  4. リールのベールを起こし忘れたとき
  5. スナップをちゃんと閉じていなかったとき

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1.ライントラブルに気付かずキャストしたとき

初心者の時はライントラブルを起こしやすく、リールでごちゃごちゃにラインが絡まっているのに気付かずにキャストしてしまうことが多々あります。するとルアーだけ ブチッ! と飛んで行ってしまいます。ですから私は “必ず” やっていることがあります。それは投げる前にリールのベールを起こしてラインを50cm~100cmほど出してラインがちゃんと出るか確かめることです。

なんだ、そんなことかとあなどるなかれ。私はこの確認動作をするだけでラインブレイクのほとんどがなくなりました。

まず竿先からルアーを短めに垂らします。

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そしてリールのベールを起こして、ラインがスーッと出てルアーがちゃんと落ちるか確認します。

[ この動作は最重要です ]

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このときスーッとルアーが下りないようであれば、どこかでライントラブルなどの問題が起きています。

私はキャストするときはルアーを竿先から1メートルくらい垂らすようにしています。私のルアー初心者の友人もそうでしたが、ルアーに慣れてない人はここを極端に短いまま投げてしまいがちです。あまり短いと飛距離も出ないし、竿にかかる負担も大きくなります。余裕を持って長めに垂らして、竿の弾性を使ってルアーを投げるようにしましょう。

このラインがちゃんと出るか毎回確認する動作は最初は面倒かもしれませんが、そのうち癖になって無意識にできるようになります



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2.竿先やガイドにラインが絡まったままキャストしたとき

ライントラブル(ラインの途中がごちゃごちゃに絡まった状態)がなくても竿先やガイドにラインが絡まってしまっていることがあります。

竿先やガイドにラインが絡まったままキャストすると、もちろんラインが出ていきませんのでルアーだけが ブチッ! と飛んで行ってしまいます。

この場合も1で話した確認動作を行うことで未然に防ぐことができます。スーッとルアーが下りてこないときはどこかにラインが引っかかっているので絡みを解除してあげましょう。

前回の記事でも書きましたが、特に風が強い時はガイドなどにラインが絡まりやすいので注意が必要です!

3.ラインとラインの結束が甘かったとき

私は以前も話したようにリーダーを使わずにPEラインとルアーを直結しています。

私はリーダーを使わない“直結派” 私がルアーを始めるようになって初めてPEラインを使った感想と現在
私がルアーを始めるまでは、もっぱらサーフ(浜)や港、または川で 「ぶっこみ釣り」 か 「浮き釣り」 しかしていませんでした。そして糸はナイロン製のものしか使ったことがありませんでした。ルアーを始めるにあたり、ネットでいろいろ調べてみたらどうやら糸は “PEライン” というものが主流だということがわかりました。ですが、ルアー友達のいない私には身近な情報などなく、どのメーカーのものがいいのか、太さは何号がいいのか、色は何色がいいのか?などよくわからないことが満載で、一人黙々と何種類ものPEラインを買っては試...

ですからあまり心配がないのですが、リーダーを使う場合はPEラインとリーダーを結ぶ必要があります。いろんな結び方がありますが、慣れないうちはしっかり結束できなかったり、結束部分が大きくなってしまったりします。

私はルアーを始めた頃、この結束がうまくできず大切なルアーを何本も失いました。そのため、今でもラインの結束はどこか心配で気になってしまいます。ですからいっそのこと私はリーダーを使わずに直結にしています。

私の場合は直結にすることでラインブレイクするなどの問題も特になく釣りができていますし、ランカーサイズとのやりとりでも何の問題もないので良しとしています。私のようにラインの結束に不安な方はリーダー無しでやってもいいんじゃないでしょうか。

4.リールのベールを起こし忘れたとき

初心者というのはとんでもなく当たり前なことを忘れてしまうものです。こんな単純なミスを犯してしまうのは私だけでしょうか?ルアーを始めたばかりの頃は何回かの釣行に一回はリールのベールを起こし忘れて ブチッ! とやっていました。初めのうちは意識的にベールがちゃんと起きているか確認したほうがいいと思います。

5.スナップをちゃんと閉じていなかったとき

ラインブレイクではないですが、ルアーを失うということでこれも追加しておきます。

これも私が経験した単純なミスです。スナップをちゃんと閉じていないとキャストした瞬間に スカッ! とルアーだけ飛んで行ってしまいます。ただルアーが飛んでいくのを見守り、涙を流すばかりです。有り得ないようなミスですが私が初心者の頃はありました。

私はこのような凡ミスをした経験をしているので、今では絶対大丈夫だと思っても、スナップにルアーを付ける際は必ず意識的に確認するようにしています。


以上のように、基本的にはラインにトラブルが起きていないかラインが竿先やガイドに絡まらなければまず切れることはありません。しかし私が初心者のときに意外と多かったのがベールの起こし忘れ、スナップの閉め忘れでした。なんでそんなこと!というような凡ミスでラインブレイクを起こし、大切なルアーを失っていました。

(ちなみに私のルアー初心者の友人も同じようなことをしていたのできっと初心者の方共通の凡ミスなのかもしれません)

これは意識的に気を付け、習慣づけることで修正できます。魚を釣りたくて遠くの水面に意識がいく気持ちもわかりますが、釣るためにはまず手元のアクションに気を付けなければいけません。ラインブレイクが起きると気持ちよく釣りができないですし、出費がかさむばかりです。ルアーを失って手ぶらで帰るときほど悲しい時はありません。是非 “意識的に” 気を付けてみてほしいと思います。

という私も、 「確認して良かった~ ^。^;」 と思うことが今でもあります。確認の動作を習慣づけているおかげでラインブレイクを未然に防いでいます。