もう12月なんですね~。寒くなりましたね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。釣りに行くときはしっかり温かい格好で出かけましょうね!
今年の釣り太郎は仕事でもプライベートでとにかく色々なことが起こり、全然釣りに行けませんでした。もっとブログを更新して、私と同じように今まさにひとりぼっちで頑張っているルアー初心者の方に最初の一匹を!と思っているのですが、もっと頑張ってお話ししなくてはいけないですね。
読者の方から「釣れました!」というお便りをいただくたびに嬉しくなっている釣り太郎ですが、『初心者の方に寄り添えるブログでありたいな』と、そう改めて思っている今日この頃です。
「そんなことよりもっと釣り方を早く書け!」と言われそうですが、今回は突然思い立ったことがあるので書いてみようと思います。
テーマは 『私が実際に釣りで体験した怖い話』 です。
本日のラインナップは以下です。
- 暗闇で呼ぶ声
- テトラポットの上の生首
- 夜中の浜辺を歩く白いワンピース
- 暗い海を泳ぐもの
- 人間の手を釣る
※ 最後にアンケートがありますのでご協力ください!
夏の怪談話ならまだしも、こんな寒い冬にどうしたって感じですが、話したくなったので話します(笑)
では、いってみましょ~★
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私が実際に釣りで体験した怖い話
1.暗闇で呼ぶ声
夏の暑い夜でした。
その日はウナギを狙うために葦(あし)の茂る川へ夜釣りに出かけました。
その川で私がよく釣りをするポイントは民家からかなり離れていて街灯もなく、夜ともなると月明かり以外は何もなくて真っ暗です。両岸とも葦などの草がボーボーなのですが、その裏には車がやっと一台通れるような道が川に沿って走っています。
時刻は夜の9時を過ぎていた頃。
反応のない仕掛けを回収して、餌を付けなおし、さてもう一度投入しようと竿を振り上げた時でした。
「釣り太郎…」
突然背後から男性の声で呼ばれました。ハッキリした声で。
しかしここは民家から遠く離れ、周辺は草が生い茂って真っ暗な川岸。
こんな時間に人が来るはずもない場所なんですが、もしも車が近づけば音や光ですぐにわかります。ましてや歩いて人が来れるような場所でもありません。釣り太郎の秘密の場所だったのでここに来れるような友人だっていません。
なんで?誰が俺を呼んだんだ?
そう思い、一応声のしたほうに確認に行きました。あまりにもハッキリと呼ばれたためその時の私は恐怖心はありませんでした。
しかし、辺りを見渡すも真っ暗で人がいるわけがありません。
ここでやっと気づきました。
そこには私しかいないということに。
一気に血の気が引いた私はそのまま急いで帰り支度をして車に乗り込み、帰りました。
その辺の、いわゆる地縛霊ならわざわざ私の名前を呼ぶなんてことはないでしょう。私の名前を呼ぶということは私を知っている霊、つまりご先祖様じゃないかと思い、「もしかしてあの時、ご先祖様が『事故や病気に気をつけなさい』と教えてくれたんじゃないか」ということで納得することにしました。
その日からしばらくの間、私は事故や病気に気を付ける日々を送ったのでした。
※ ちなみに釣り太郎は幽霊を全く信じていません。が、この時ばかりはそう思うしかありませんでした^^;
あの声の主は誰だったのか、今でもわからないままです。
2.テトラポットの上の生首
私は主にナイトゲーム(夜釣り)を楽しむので、いつも夜遅くに釣りに出掛けます。あの日も仕事が終わり、家で子供たちの世話をしたり用事を済ませてから釣りに出掛けたので、すでに夜の10時を過ぎていました。
その夜に出掛けたポイントは港の中の堤防の先端付近でした。堤防とはいえ、先端に小さな小さな灯台があるだけの50メートルほどの突堤。その一本に延びた堤防の片面にはびっしりとテトラポットが高く積まれていました。
以前から言っているように、私は釣りの現場では余程のことがない限りヘッドライトをつけません。その夜もポイントまでヘッドライトをつけずに歩いていました。
先端に向かってしばらく歩いていると、暗闇の中に浮かび上がるテトラポットの影に違和感を感じました。テトラポットの上に“何か”が乗っています。最初は「ゴミかな?」とも思いましたが、ゴミにしては大きくて乗り方が不自然でした。『乗っているというより立っている』、という感じでした。
「何かの形に似ているなぁ」と思っていた時に私は嫌なことを想像してしまいました。そうです、暗闇に浮かび上がるその“影”は人の顔(頭)に大きさも形もそっくりだったんです。
私は釣り場では滅多なことではライトをつけませんが、嫌な予感がした私はその“物体”に向かってライトを照らしてみました。
うわぁっっっ!!!
そこにはじっとりと黒く濡れた黒髪の頭が垂直に立って乗っていました。
向こうを向いていて顔は見えませんでした。私は思わず足が止まり、心臓だけがドキドキと鼓動を早めていました。
そのまま私は10秒くらい動きが止まってしまいました。ふと我に返り、じっとりと濡れたように黒光りした“それ”に近づいてみました。近づけば近づくほど“それ”がゴミなんかではないことが確信へと変わっていきました。
私の鼓動はさらに早くなりました。
少しずつ近づきました。
5メートル、4メートル、3メートル、2メートル・・・・・
どんなに近づいてもやっぱり“それ”はゴミではなく黒光りした頭でした。
・・・・1メートル。
ええええっ!
やっと細部が見えた私はふんぞり返りました。
それは毛髪ではなく、、、
羽毛でした。
一羽の“ウミウ”がテトラポットの上で真ん丸に丸くなって眠っていたのでした。相当熟睡していたようで私が触れるくらい近づいても丸くなったままで全く動きませんでした。
大きさといい、羽毛の質感といい、人間の頭部と見事に瓜二つでした。
おまえかよっ!
とツッコミを入れたかったけれど、熟睡しているようなのでスルーしてあげた釣り太郎でした。
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3.夜中の浜辺を歩く白いワンピース
私は基本的に幽霊を信じていないので夜中の真っ暗なサーフでもルアーを投げています。
ザザー…
ザザザー…
ザー…
聞こえるのは波の音だけ。
一通り投げてみるも反応がないため、違うポイントに移動するために車のある場所まで浜辺を歩き出した時、私の足は止まりました。
白いワンピースを着た女性がいました。
ちなみにここは近くに街灯もないような、車でなければ来れないような場所です。私のようにこんな真っ暗な中で釣りでもしない限り、目的もなく来るような場所ではありません。
まさに貞子そっくりなその女性は釣り太郎から50メートルほど先の真っ暗な浜辺をゆっくりと向こうに向かって歩いています。普通ならここで怖くて逃げてしまうところだと思います。そこは幽霊を信じていない釣り太郎、腰を据えてじっくり見てやることにしました。
と思った瞬間、貞子はクルッと反転して今度はこっちに向かってゆっくりと歩いて来るではないですか!
ヤバい…近づいてくる…
それでも私はグッとこらえ、見届けてやることにしました。
貞子はどんどん、どんどん近づいてきます。
もう顔が見えちゃうんじゃないかという頃にはさすがの私も足がわなわな、わなわな…
もうアカン、さすがにもう無理だ!
そう思ったとき、貞子はちょこんと座りました。
あれ?座るの?
と思い、よく見てみると隣には真っ黒な格好をした男性が。そして仲良さそうに話し始めました。
紛らわしいんじゃい!!!
こんな辺境の地にいちゃいちゃしに来るんじゃね~!そして真夏の夜に白のワンピースで歩き回るんじゃね~!
それにしても彼氏のほうは私のかなり近くにいたので、私がびびってたのがずっと見えていたはず。逆に恥ずかしいし・・・。
そうして私は額の汗をぬぐいながら車に戻ったのでした。
4.暗い海を泳ぐもの
あれはまだ寒さの残る4月の港での出来事でした。
ここはタンカーが停泊するような大きな港。水深は10メートル以上ある港でした。私はその岸壁で釣りをしていました。
時刻は夜の10時頃。海面を見ると何かがうごめいています。
夜光虫でした。
とても綺麗で、見ていてうっとりしました。
私はもっと近くで見たいと思い、すくってみることにしました。何か容器はないかとバックをあさると小さなプラケースがありました。
「さぁこれに夜光虫をすくってゆっくりと観察してあげよう!」
そう思い私はプラケースを持って岸壁の際へ小走りで向かいました。
とその時なぜかつまづいてしまいました。
気付くと私の体は岸壁には引き返せないくらい海に向かって飛び出ていました。
私のブログの読者さんであればもうお分かりでしょう。そう、暗い夜の海を泳いでいたのはこの釣り太郎です。
まさか自分が真っ暗な海で泳ぐことになるとは思ってもみませんでした。
真っ暗な海の中で、服がどんどん水を吸って重くなり身動きが取れなくなっていき、見上げると断崖絶壁のように高い岸壁。そこにあったのは絶望と恐怖。あのとき九死に一生を得たのは「たまたまハシゴの位置を確認していたから」に他なりません。
釣りを愛するみなさん、有り得ないことは起こり得ます。
自然の中で楽しむ釣りという趣味は危険と隣り合わせだということを忘れないでください。
一度でいいから下の記事をご覧になってください。
5.人間の手を釣る
「人間の肉って意外と硬いんだな…」
そう思いました。
これまた夜のサーフでルアーを投げていた時です。急にリールを巻く手が止まりました。
フィッシュ オンッ!!
やった!ヒットだ!
それから押したり引いたり格闘して、やっとの思いで浜辺にズリ上げたのがコイツでした。
アカエイ
ルアーはアカエイのちょうど羽の部分に引っ掛かっていました。
「まったくしょうがないもの釣っちゃったな~」と思い、ルアーを外そうとしましたがプライヤーがないことに気づきました。
プライヤーってこんなの↓
プライヤーを車に置いてきてしまったことに気づきましたが、車までけっこう距離があったので私はこともあろうに、素手で針を外そうとしてしまいました。
針を掴もうとルアーにそーっと手を伸ばしたその時・・・
ベッチンベッチン!!
とアカエイが暴れると同時に
グサッ!
と、もう一方の針が私の指に刺さりました。
それからというもの、指から針を外そうとしますがグッサリ刺さっているのでうんともすんとも言いません。その間、アカエイは何度も何度もベッチンベッチンを繰り返すのでその度に私の指は踊り、「ぎゃあああああ!」っと絶叫していました。本気で真っ暗な砂浜で大声をあげて叫んでましたよ。ああ、今思い出しても恐ろしい…。
最終的には指に刺さった針はあきらめ、アカエイのほうの針を外すことに成功しました。そして私はそのまま手にルアーをぶら下げたまま車を運転して夜中の救急外来へ行ったのでした。
プライヤーを持っていない方、絶対使ってください。いつか必ずやらかしますよ!
さて、今回の記事を使ってアンケートのテストをしてみたいと思っています。
今回の5つの体験談の中で一番怖かったものはどれでしたか?
(アンケートに答えていただくと結果が見られます)
ご協力ありがとうございました!今後アンケートを使って企画をしてみたいと思っていますのでお楽しみに~☆^^
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