私がルアーを始めるまでは、もっぱらサーフ(浜)や港、または川で 「ぶっこみ釣り」 か 「浮き釣り」 しかしていませんでした。そして糸はナイロン製のものしか使ったことがありませんでした。
ルアーを始めるにあたり、ネットでいろいろ調べてみたらどうやら糸は “PEライン” というものが主流だということがわかりました。ですが、ルアー友達のいない私には身近な情報などなく、どのメーカーのものがいいのか、太さは何号がいいのか、色は何色がいいのか?などよくわからないことが満載で、一人黙々と何種類ものPEラインを買っては試行錯誤しました。
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私が使っているPEライン
結果から言うと、今の私は “ラパラ ラピノヴァ・X マルチゲーム” しか使っていません。あとで説明しますが、私は価格的にも性能的にもこれで十分だと思っています。70UP、80UP、90UPのシーバスもまったく問題ありません。このブログでの釣果報告もすべてこのPEラインを使ってます。
私が使っているのは太さ1.2号で長さは150mです。色はライムグリーンとピンクがあり、両方試しましたがどちらでも特に釣果は変わりませんでした。私はなんとなくピンクのほうが好きなのでピンクを使っています。
いろいろなPEラインを試しましたが、ほとんどが以下のどれかの問題がありました。
- ゴワゴワして飛距離が出ない。
- すぐに毛羽立ってしまう
- 絡みやすい。
- 値段が高い。
“ラパラ ラピノヴァ・エックス マルチゲーム” は上のすべてをクリアしているPEラインだと思います。他にもっとよいものもあるかもしれませんが、上でも言ったように私には価格的にも性能的にも十分だと感じているのでこれを使っています。このPEラインはネットで簡単に、しかも安く入手できるというのも私が利用する理由の一つです。
PEラインの太さ(号数)
ラインの号数というのは大きくなるほど太くなることを表しています。初心者の時はPEラインの太さがどのくらいがいいのかさっぱりわかりませんでした。いろいろと試行錯誤してみると以下の2点に注意してPEラインの太さを選ぶようになりました。
① PEラインは細くなるほど飛距離が長くなる
② PEラインは細くなるほど絡まりやすくなる
私が思うに1.0号が初心者には標準的なんじゃないかと思います。
0.8号では飛距離は出ますが、ラインが絡まる(ライトラブル)が多くなります。1.2号ではライントラブルが減りますが飛距離が抑えられます。0.8号でもランカーサイズを十分釣り上げられます。もちろんどの太さでもドラグ調整をちゃんとしておかないとブチ切られちゃいますよ^^;
実際私の場合は1.2号を使っています。飛距離を奪われてもライントラブルと不意のラインブレイクを回避したいと考えているからです。ですので、強度に少し余裕をみて1.2号を使っています。
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私はPEライン直結派
さて、PEラインを使う際に必ず出てくるのがリーダーについてですが、私はリーダーを使わない、いわゆる直結派です。ネットの情報によると、直結派はかなり少数派だそうです。
こちらの記事の写真をご覧になって、私が直結派だと気づいていた方もいたのでは?
↓よく見るとスナップにピンクのPEラインが直結されてますでしょ?^^
まず、リーダーについてわからない方もいると思いますので軽く説明しますね。
PEラインは細い糸が寄り集ってできているので、細くても引っ張られる力には強いという性質があります。そのため細いPEラインで太いナイロンと同等の強度を実現できます。糸が細くなる分、抵抗が小さくなりルアーの飛距離が格段に上がります。ですが、擦れにはめっぽう弱いという弱点があります。
ですので、下の図のようにルアーとPEラインの間にリーダーという擦れに強い糸を挟むのが一般的です。
(赤い糸がPEライン)
このリーダーを付けずにPEラインとルアーを直接セットすることを “直結” と言われています。
私もルアーを始めて2年ほどはリーダーを使用していました。ですが、そのうち使わなくなりました。
理由を挙げると…
- キャスティングの時に、ライン同士の結束部分がすっぽぬけることがある(&ルアーとさようなら)
- キャスティングの時に、ライン同士の結合部分がガイドに引っ掛かって切れる(&ルアーとさようなら)
- 根に擦れた時はリーダーがあろうとなかろうと切れる時は切れる
- 魚の歯では1回のやりとりでは切れない
- そもそも根を気にするような場所で釣りをしていない
1、2に関しては初心者ならではですね。へたくそな証拠ですが、私が初心者の頃はこの理由でいくつも大切なルアーをすっ飛ばしてしまいました。これはある程度結束に慣れて、キャスティングにも慣れれば解消されますが、私にとってはどうもいつまで経っても不安が付きまといました。今でもやっぱり気になってしまいます。
3に関しては、私の経験ではヒットしてからのラインブレイクは3、4回しかないのですが、もう魚がたまたま根を回って走ってしまった時はリーダーでも切れます。ものすごい勢いでギュィィィィ!!といきますからPEラインでもリーダーでも切れます。切れました。
4に関して、シーバスやヒラメの歯でラインが擦れて切れると聞いたことがあります。ですが、実際に魚の歯でPEラインをガリガリ ガリガリやってみましたが切れてしまうほどの損傷はありませんでした。ファイトによってラインが擦れて切れるというよりも、強引なファイトによって以前からあった劣化部分で切れるんじゃないかと思います。ちゃんとラインのチェックをして、無理なファイトをしなければ切れないと思います。あと私の場合は少し太めの1.2号のPEラインを主に使っているのでファイト中に魚の歯で切れないのだと思います。
5に関しては、私は磯ではルアーを投げませんし、ガチガチに根があるような場所では投げません。ましてやサーフでは障害物などありません。サーフでもルアーとの結束部分が底(ボトム)に擦れてしまい切れやすくなると聞いたことがあります。ですが私の場合はボトムをずりずり引くような釣り方をしていないので、一日中よくチェックしながら投げてもそのようなことはありませんでした。
それから、このブログで紹介している 「港の外」や「ヘッドランド」、その他流れのぶつかる障害物のポイントですが、 ヒットした魚は特に根に向かうことはありません。本やネットでは、ヒットした魚は根や障害物に向かうと書かれているのですが、私の場合少なくともヒラメやシーバスではそのような経験がないんです。むしろヒットした魚は障害物から逃げるように泳ぎだします。(ただし、カサゴやクエ、ハタなど根魚系は確かにヒット後に必ず根に潜りますのでリーダー&強引なファイトが必要かもしれません)
そんなわけで、ヒラメ・シーバスを狙うのであれば、リーダーを付ける理由が私には乏しいと感じているため、私は直結にしています。その代わり、釣りを行う前はPEラインのチェックを必ずします。竿をどこかに立て掛けたり、移動させるときなど自分でも気づかないようなときについた擦れ跡や毛羽立ちがあれば容赦なくカットしてセットし直します。
というわけで、私は1.2号を使っていますが、初心者の方は0.8~1.2号辺りを使ってみて、絡みやすいようなら太くしてみて、飛距離が欲しいと思うなら細くしてみる。そうして自分にちょうどよいと思う太さを使うといいと思います。
ちなみに“ラパラ ラピノヴァ・X マルチゲーム” を買うならamazonで買うとお得です。私はいつもamazonで買っています。過去に価格の比較をしましたので下の記事もご参考になさってください。
参考記事
Rapala(ラパラ) ライン ラピノヴァX マルチゲーム ピンク 150m 1.2号