e6b893e6b58101

 

私がルアーを始めたばかりの頃、近所のサーフ(浜)でヒラメが釣りたくてひたすらルアーを投げ続けていました。しかしまったく釣れない日々が続きました。

それでも色々な場所で投げているうちにたまに釣れることがあり、ルアーで魚が釣れるポイント(場所)の共通性のようなものがだんだんと見えてきました。

そのうち私は、そういったポイントだけを狙ってルアーを投げるようになっていました。

 

ルアーの釣り方としては大きく2つに分けると、 「魚が回遊してくるのを待って狙う釣り方」 と、 「ポイントに居着いた魚を狙い撃ちする釣り方」 があると思います。

 

私は完全に後者の “狙い撃ち型” です。



スポンサーリンク

1つのポイントで投げる時間は長くても30分くらいです。私が自分で見つけたポイントでは、普通は魚がいれば数投で釣れます。5投くらいで反応がなければ、 「あれ?今日はここにいないのかな?」 という感じで、10投でも反応がなければもうそこには魚がいないと判断します。

たまに海の状況的に 「すごく釣れそう!」 というときはそこであきらめずにルアーの種類やカラーを変えて粘ってみますが、それで釣れたことは滅多にありません。(でもたま~に釣れちゃうから投げてみたくなっちゃうんですよね 笑)

ルアーの知識と技が豊富な方なら、そんな反応がない場所でも魚を引っ張り出せるのかもしれませんが、私は次のポイントに行っちゃいます。

 

魚がいなけりゃ(いても反応がなけりゃ)、どんどん次に行く。

 

この釣り方って渓流釣りとよく似てるなと思います。

ちなみに私は渓流では餌釣り、毛ばりで釣ってました。

e6b893e6b58102

 

経験を積めば、川の流れをひと目見れば、あそこに魚がいるということがピンときます。イワナ、ヤマメ、ニジマスが同居している渓流なら、泡の中やその裏の岩陰にはイナワ、泡の後に続く瀬にはヤマメ、そのいずれにもいるニジマスというような感覚もわかってきます。

e3838be382b8e3839ee382b9

そして魚がいそうなポイントでアタリがなければ、どんどん場所を変えていきます。



スポンサーリンク


私はルアーで釣れるようになるまでは、ルアーフィッシングとは長い時間適当にルアーを投げ続けて 交通事故的に “たまたま” 釣れる ものだと思ってました。でも実は、ルアーでちゃんと釣っている方というのは適当に投げてるわけではないということがだんだんとわかってきました。

テレビでプロの方がシーバスやヒラメをサーフや港などから狙っているときも、実はちゃんとした場所を選んでいるんだということもあとから 「ああ、なるほどぉ。」 と、わかるようになりました。そりゃそうですよね。限られた撮影時間で結果を残さなくちゃいけないんですから、ちゃんとしたポイントを選んでいるはずです。

 

ルアーで釣るとは 『釣れるポイントを見極めること』 だと言っても過言ではないように思います。

 

「 だから、その釣れるポイントってどこ? 」

 

って言われそうですが、本やネットで紹介されているような河川や港の典型的なポイント、いわゆる「橋脚」、「電灯の明暗部」などはもちろんよいポイントです。しかし、アングラーのほとんどいないような地域であればいいと思いますが、普通はみんなそこでルアーを投げているので魚がスレているため釣れにくくなっていると私は思います。むしろそこで釣ることができる人はルアーセレクト、ルアーコントロール、魚についての知識が豊富なベテランの方々ではないでしょうか。

 

私はよく港で浮き釣りをのんびりやってますが、まわりに典型的なポイントがいくつも見えます。私が何時間ものんびり浮き釣りをしていると、その典型的なポイントに次から次と入れ替わり立ち代わりアングラーがやってきてルアーを投げていきます。それはもう本当に一晩中誰かがいるような感じです。そしてなんと、本当にたまたまなのかもしれませんが、私はいまだに誰かが大きな魚を釣り上げてるのを見たことがありません^^;

ですから私もそのような典型的な場所ではあえてルアーを投げず、自分で自分だけのポイントを開拓します。ちなみに私はみんながルアーを投げるような典型的なポイントのすぐ近くにある、誰も見向きもしないような場所にルアーを投げてみたら、あっけなく釣れたことがありました(笑)↓

 

ヒラスズキ 55cm

kimg0521

 

初心者の方でどうしても釣れないという方は、アングラーが多い典型的なポイントばかりを狙っていませんか?逆に釣れにくいということもあるのでご注意を。
渓流釣りの場合も誰かが釣ったあとは魚が警戒してしまってまず釣れません。渓流の魚の方がかなりシビアです。

私は、渓流釣りと海のルアーフィッシングはフィールドの大きさは違えど、基本的なところが同じだと感じています。人の入ったところは釣れないし、釣れなければ次の場所へどんどん移動するのがいいと思います。どんどん移動するためにも自分のポイントをいくつか持つといいと思います。

そして、どちらの魚も流れがあって障害物や地形の変化のあるところに寄ってきます。この辺は魚の基本的な習性なんでしょうか。規模は違うけれど、魚がよく集まってくる場所や環境(地形や水の流れ方など)が似ているように思います。

 

いつも私がこのブログで言ってますが、ご近所に流れがあって障害物や地形の変化がある場所はないでしょうか?誰もやってないから釣れないではなく、まずは自分でそこに向かってルアーを投げてみるといいと思います。私の開拓した場所はだいたい誰も投げてない場所ですから^^

そうしてトライ&エラーを繰り返しているうちに、きっと1つ2つとあなただけのポイントが増えていくと思います。そうなってくるとさらにルアーが楽しくなってくると思いますよ。