タイトルで [海に転落した時の対処法] と書きましたが、一番心掛けてほしいのは『海に落ちる前の行動』です。
下の記事でも説明しましたけど私は過去に大きな港で転落したことがあります。これからどんどん暖かくなり、みなさんも釣りに行く機会が増えると思うので、ここにもう一度私の経験を書いておきたいと思います。
ひとつだけ覚えておいてほしいことがあります。それは・・・
ありえないことは起こる!
ということです。
私も「海に落ちるなんて絶対ない」と思っていました。岸壁の手前には車輪止めなどもありますし、それを飛び越えて海にダイブするなんてありえない。逆にどうやったら海に落ちるんだ?と思っていました。みなさんもそう思うでしょう?
だからその時はライフジャケットなんて着ていませんでした。だって絶対落ちるわけないのにわざわざかさばるライフジャケットを着る必要なんてないですよね?
でも、ありえないことが起きたんです。
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詳細は先ほど紹介した記事に書きましたが、人間なにがきっかけで不意な行動をとるかわからないものです。とにかく安全には万全を期すべきです。
詳細は以前の記事に譲るとして、ここで要点だけ書いておきます。
- ライフジャケットを着る。
- 万が一落ちた場合の上陸方法(場所)を確認しておく。
1は当たり前ですが、意外とみなさんやってないのが2だと思います。これが非常に重要です!!なぜなら落ちた時は本当に焦ってしまい冷静な思考と行動がとれません。特に夜釣りのときは真っ暗だしなおさらだと思います。私が今生きているのもたまたま落ちる前に上陸用のハシゴの位置を確認していたからだったと思います。
ですからみなさんも釣りを始める前にほんのちょっとでいいのでイメージトレーニングをしてください。もしも落ちたらあそこから上陸しようというように。「あそこのハシゴをのぼって・・・、あそこに係留してある船のロープにとりあえず捕まろう・・・、あそこの浅場まで泳ごう・・・」などなどとにかくイメージしておいてください。
それからもう1つだけ。
以前テレビの情報番組でレスキューの専門家のような方が、「もしも水中に転落した場合はまずは落ち着いて服を脱いでください」 と言ってました。私はそれを聞いてこう思いました。
無理っっっ!!!
いいですか、絶対に無理です。
極限まで焦っているのに足の届かない水中で服を脱いでる暇などありません。私も実は落ちた瞬間に「服を脱がなきゃ!」と思いました。でもよく考えてください。濡れて肌に張り付いてくる服を水面で必死にもがきながら脱ぐためには、長い時間息を止めていったん水中に沈まなきゃできないんです。そんな余裕は本当にありません!
服や靴を履いててもちゃんと泳げますから、まずは落ち着いてください。たしかに服が水を吸って少し動きが制限される感じになりますが沈んだりしないので落ち着いて、ゆ~っくりと泳ぐことを心掛けてください。そして前もってイメージしていた通りに上陸作戦を実行してください。
上ではライフジャケットを着ていない状況について書きましたが、何よりも重要なのはちゃんと ライフジャケットを着ておく ということです。そうすれば落ちてもそれほど慌てないと思います。ライフジャケットを着ているだけで自分の命を守れます。とにかくライフジャケットは絶対です。どんなライフジャケットでもいいです。とにかくライフジャケットをつけましょう。
自分の命は自分のものだけではありません。かけがえのない家族のものでもあります。ライフジャケットひとつでかけがえのない命を守りましょう。自分の命は自分で守りましょう。それが釣りを趣味とする私たちの使命であり基本行動です。
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